子育て中はやっぱりスライドドアの大きな車だよな・・・
そんな車、運転していてもつまらない・・・
でも。やっぱり走りの楽しさは捨てたくない!
そんな思いから、僕が選んだのが
「スズキ・アルトワークス(HA36S)」。
僕は現在2児の父で、普段は会社員として働いています。
そんな僕が日々の育児や家族生活にアルトワークス
(MT・4WD)を取り入れてみた実体験を、
包み隠さずお届けします。
軽スポーツカーというジャンルの中で、
子育てに本当に使えるのか?
実際に数年乗り続けた僕の目線で、
メリット・デメリットを正直に語ります。
結論:工夫すれば、アルトワークスは子育て世帯でも“アリ”
最初に結論をお伝えすると、
「万人にオススメできるわけではないけれど、使い方次第では十分“アリ”」。
もちろん、僕にはどストライクでした。
我が家のカーライフ:家族構成と使い分け
我が家は、妻・8歳の娘・2歳の息子と僕の4人家族。
平日は会社員として21時ごろまで勤務。帰宅してお風呂・洗濯・食事・洗い物を終えたらもう0時。
週末も子どもたちとの時間が中心で、自分の自由時間は深夜しかない、というよくある家族構成です。
所有している車は2台:
- スズキ アルトワークス(MT・4WD):僕の通勤・送り迎え・買い物・1〜3人での移動・ソロ活動用
- トヨタ シエンタ(AT・2WD):妻の通勤・家族全員での移動用
もともと車好きで、特にスポーツカーが大好物な僕は、どうしてもMT車に乗りたくてアルトワークスを選びました。
だけど、気づけば育児の現場でもこの車が活躍するようになっていたんです。
特に、以下のような方にはぴったりだと思います:
- 通勤や週末に運転を楽しみたいパパ・ママ
- 平日は保育園送迎など近距離が中心
- セカンドカーとしての使い方を想定している
基本スペックと概要
まずはアルトワークスの基本情報から。
車種概要
- 車名:スズキ・アルトワークス(HA36S)
- エンジン:660cc ターボエンジン(軽自動車)
- 駆動方式:FF / 4WD
- トランスミッション:5MT or 5AGS
「軽スポーツ」の名にふさわしく、コンパクトながらピリッとした走りが特徴です。
子育てとの両立はできる?アルトワークス実体験レビュー
運転が楽しい。それだけで乗る価値がある!
車好きの僕は、迷いなくMT仕様のアルトワークスを選びました。
やっぱり運転している”という感覚が楽しいんですよね。
適切なギアを選んでコーナーを駆け回る。
なんてことのないカーブで、どこまでイン側を攻められるのか試したくなる。
煩わしい一時停止すら、クラッチ操作を楽しめるポイントになる。
そう思えるくらい、アルトワークスのMTはクルマとの一体感が抜群なんです。
僕はさらに4WDモデルを選びました。
理由は単純で、「FF(前輪駆動)以外の走りの楽しみを味わってみたかったから」。
実際、大きな水たまりに突っ込んだ時や、雨の日のコーナリング、ブレーキング時の感触…。
想像以上に安定感があるんです。
しかも山越えなどで峠道を走る機会もあるんですが、
この車、レカロのセミバケットシートが標準装備で、運転時のホールド感がしっかりしてるんです。
右に左に、前後に荷重が移動しても、ちゃんと身体が支えられる。
これが軽自動車で味わえるんだから…もう堪らんですよ。
チャイルドシート問題、全然いける
チャイルドシートの取り付けって、子育て家庭の重要ポイントですよね。
僕の場合、こう使っています👇
- 助手席後ろにアップリカのチャイルドシート(常時設置)
- 助手席にキッズシート(座面だけ)
- キッズシートは使わない時は足元に収納して、荷物置き場としても活用
ドアがスライドではないので、狭い駐車場では乗せ降ろしに気を使うのは事実です。
でも、軽自動車ってそもそも車幅が狭いので、意外とドアは開けられます。
さらに、後席ドアは全開にすれば80°くらい開くので、チャイルドシートへの乗せ降ろしも全然スムーズ。
「軽スポーツカー=育児に不向き」とは一概には言えないことが、この車のおかげで分かりました。
子どもたちも乗車を嫌がる様子はありません。
特に助手席のレカロシートは幅広で一見すると子ども向きじゃなさそうに見えますが、
実際にはフィット感も良く、サイドウォールがそこそこ立っているので、頭を預けて眠れる。
サイドブレーキ側についているリクライニングダイヤルのおかげで運転席からも調整ができる!
眠くなってしまった子供のシートを、運転席に座りながらゆっくり倒してあげることができるんです。
後部座席はリクライニング無しですが、チャイルドシート使用中は問題なし。
将来的に子どもが大きくなってリクライニングしたい場合は、
車内に常設してる僕の昼寝用の枕(ニトリ製)で対応しようと思っています。
維持費、めちゃくちゃ安いとは言えないが、全体的に◎
正直、「軽だから何でも安い!」ってわけではありませんが総合的にはやっぱり普通車よりだいぶ維持しやすいです。
自動車税
- 10,800円/年。1年間でです。月額にすると900円。普通車に比べれば格安なのは間違いなし。
ガソリン代
- 平日7km通勤+週末ドライブで、月2回程度の給油。
- 僕の車はコンピューターをいじっているので、エンジンに優しいハイオク仕様に。(純正ですとレギュラー)
- 平均燃費は、15〜17km/L。エコカーじゃん。
- ターボたくさん効かせて走ると、10〜13km/Lくらいの印象です。
- タンク容量はいつも25リットルくらいを入れるので、満タンで350kmくらい走ってガソリンを補充します。
車検
- ディーラーの予約が取れず近くの整備工場にて実施。
- 3年目の初回車検で10〜12万円くらいでした。僕の場合は、部品交換はワイパー、エンジンオイルとオイルエレメント、ブレーキフルードくらいです。コース料金でブレーキクリーニング、ブレーキ鳴き防止加工、エンジン内部洗浄をしてもらって12万円でした。
- メンテナンス費込みのプランを選んだので少し高めです。
タイヤ・消耗品
- 個人的には一番信頼している、ブリヂストンのVRX3(スタッドレス)の純正サイズ15インチを楽天で購入して1セット4本で76,000円。
- 交換はお近くのガソリンスタンドで4本はめかえ約12,000円。
- 小径タイヤなので、ラジアル交換費もおそらくお得な部類。
- タイヤ選びも楽しめるのが軽の良さ。
- これからは安いけど評判のよい、ハイグリップタイヤも試してみたいと思っています。
保険
- 保険料は意外と高め!(僕の場合)
- アクサダイレクトで車両保険込み。
- 現在は約55,000円/年
- スポーツ走行もするから、車両保険はマストかと考えて、このプランにしています。
- シエンタよりも高くなってしまいました。
- やはりスポーツモデルの影響?
その他
- オイル交換は4〜5千円でOK。(オートバックス)
- ターボ車だから、3000kmくらいで走って交換するのが良いとのこと。
- 僕に場合は、5000kmくらい乗ってしまっているので、もう少し定期的にオイルを交換したいですね。大切にしたい車なので。
「子どもが小さいうちは軽で十分」な理由
子どもたち、実はあんまり車の快適性って気にしてないんです。
僕のアルトワークスは足回りの部品をSWK製の硬めなバネに交換してるので、段差で跳ねる・突き上げる感覚があって、正直乗り心地は悪いです。あと、ドカンっと急に突き上げられるので運転していてもびっくりします。(僕は硬い足回りが好きなので問題無いことにしています。)
でも、子どもたちは後席でYouTubeやスマホに夢中。まったく気にしてません。
実際、広さをみても、僕のアルトワークスに友達2人乗せて大人3人で移動しても問題なく快適なので、
「大人3人=子ども2人+大人1人」なら、全然余裕。
後部座席での視界はレカロシートで若干遮られるものの、
子どもたちの反応を見る限り、窮屈に感じている様子はナシ。
ただし、寝かせてのオムツ交換は正直キツいかもです。チャイルドシートの横に寝かせると、狭くて上半身くらいしかシートに乗らないので、子供も不機嫌そうです。ここは潔く諦めて、多目的トイレをメインで考えましょう。(立たせて着替えるパンツタイプのオムツなら全然余裕で交換出来ますけどね。)
妻・子ども・家族との関係性
妻の本音は…?
「運転荒い!怖い〜!」とよく言われてしまいます…(笑)
妻と二人だけで一緒に乗ると、ついカッコつけたくなってレイトブレーキで突っ込んでしまう僕が悪いんです…
妻もMT免許持ちなので、一応運転できます。
でも全く乗りたがりません。運転自体が苦手なようです。
ということで僕がシエンタを個人的に使う日は、家族みんなで家にいることになる場合もあります。(妻が運転できる車が無くなってしまうので)
もしMTにこだわらなければ、AGS(オートギアシフト:セミAT)仕様もあったので、AGSを選べば妻ももっと活用できたかもしれませんが…
でも正直僕は、「これは僕の専用車だー!」と心の中でいつも叫んでいるので、むしろ運転できない方が都合が良かったりします(笑)アクティブ奥さんじゃなくて良かった…
子どもたちの反応は?
- 「YouTubeが見れる!」
- 「レカロシートで寝やすい!」
- 「パパの車が良い!」
…などなど、思った以上に好評です。
特にATOTOの大画面オーディオナビにテザリングしてYouTubeを流せるのが嬉しいらしく、助手席の子どもは退屈知らず。
後部座席の子どもには、余ったスマホでYouTubeキッズを見せてます。
テザリング様様。楽天モバイル様様。
家族4人での使用頻度は?
家族4人でアルトワークスに乗ることは全くありません。
近場の移動なら正直全然行けますが、僕は1〜3人の時に使う車と割り切ってます。
僕のアルトワークスの主なお出かけ先としては…
- 近所のイオン(7km)
- 実家(30km)
- 隣町の遊び場(40km)
- 僕の趣味に付き合わせる(60km) (全て片道距離)
くらいまでなら、めちゃくちゃ快適&楽しい!
荷室の工夫で乗り切る
トランクは確かに狭い。僕の場合は、会社のカバンと、ちょっとした工具類を積んでいるカゴが乗っているので、トランクの空きはありません。
感覚的には、トランクにはスーパーの買い物かごが幅が足らなくて多分乗らないです。帰りにスーパーに寄る場合は、後ろの席のチャイルドシートの横か、助手席に乗せます。
ベビーカーを乗せてみたことがないので分からないですが、ちょっとキツいかも。正直ベビーカーを乗せるシチュエーションがある場合はシエンタで行くので、アルトワークスの出番はない。でも今度乗せて写真撮ってみます。
要するに、運用の工夫次第で問題なし。
リアシートにチャイルドシートを乗せていても、なんとリアシートにそのままゴルフバックも乗せられますから。(正直バックはだいぶ潰れ気味ですが僕は気にしていません。笑)
子どもも「運転が楽しいパパ」が好き
「パパ、またグーンってやって!」と言われることも(笑)。
ついついブースト1.2キロ掛けて、踏み込んでグーンしちゃいます。
もちろん、子供の命と安全が一番大切なので、子供と一緒に乗るときは無理な走行は全くしませんし、出来ません。
普段使いの走りの良さが、親子のコミュニケーションにもつながっている。そんな車なかなか無いですよ。
メリットとデメリット
メリット
- とにかく走りが楽しい。(通勤・週末のドライブがご褒美に)
- コンパクトで取り回しが良い。
- 維持費が安い(税金・燃費・消耗品)
- 意外と物も乗る。
デメリット
- 家族全員でのお出かけにはやや不向き。
- MT車だと、慣れない人には運転がストレスに。
- 保険はちょっと高め。
どんな人におすすめ?
以下のような人には、ぜひ試してほしい一台です。
- 平日は近場の移動中心
- セカンドカーとして検討中
- 育児の合間に“走る喜び”を忘れたくない
まとめ:子育てと趣味の両立は可能!
アルトワークスは、子育て世帯にとって完璧な車ではありません。
でも、「使い方次第で、趣味と実用を両立できる」。
僕はこの車に乗ることで、日常の中にも常にワクワクと楽しみを感じられるようになりました。
子どもたちと一緒に、走る楽しさを味わいたい人には、きっといい相棒になるはずです。
ちなみに、僕は20年間は乗るつもりです。笑
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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