車の個人売買の手続きを徹底解説|アルファード20系を友人から買った2児パパの全記録【2026年】

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📝この記事は「購入を検討していた時点」から書き始めた記録です

2026年2月、友人からアルファード20系を譲ってもらう話が出て、手続きを一から調べながらリアルタイムで書き始めた記事です。
その後、実際に購入と名義変更まで完了しました。当時の不安や調べたことはそのまま残したうえで、「実際にやってみてどうだったか」を各所に追記しています。

友人から車買えるのはありがたいけど…手続きって素人の自分でも出来るのかな?

書類ミスったら名義変更できないとか聞くし、不安しかない…

かしわ餅乃助

正直、僕も何も分かっていませんでした!

こんにちは。かしわ餅乃助です。

この記事を書き始めた時点の僕は、友人からアルファード20系(240SタイプゴールドⅡ・2014年 平成26年式 6月初度登録)を個人売買で買おうか検討している、人生初の体験の真っ最中でした。

当時の我が家はシエンタ(170系・丸9年)とアルトワークス(HA36S)の2台持ち。子どもは9歳と3歳でした。シエンタの3列目は「おまけ程度」で、家族4人+荷物だと正直キツい。今回もシエンタの車検を通そうかな、そう悩んでいた矢先、友人が「アルファード20系、乗り換えのために手放そうと思ってるんだけど」と声をかけてくれました。

ディーラーや中古車販売店を通さない個人売買。仲介手数料や消費税がかからないから安く買える反面、手続きは全部自分でやらなきゃいけない。全て自己責任。

「名義変更ってどうやるの?」「車庫証明ってどこでもらうんだっけ?」「保険ってどうなるの?」──正直、最初は分からないことだらけでした。

この記事では、僕が実際に調べてみて、つまずいたことをリアルタイムで全部書いていきます。同じように「友人や知人から車を買いたいけど、手続きが不安…」という方の参考になれば嬉しいです。

この記事でわかること
  • 車の個人売買で必要な手続きの全体像と順番
  • 名義変更・車庫証明・保険切り替えの具体的な必要書類
  • 実際にかかる費用の内訳
  • 友人間だからこそ気をつけたい契約書のポイント
  • つまずきやすい落とし穴
目次

なぜアルファード20系を個人売買で買うことにしたのか

まず、なぜ個人売買という選択をしたのか、簡単に経緯を書いておきます。

シエンタの限界を感じていた

シエンタ170系に丸9年乗ってきて、不満がなかったわけじゃない。子どもが成長するにつれて、荷物が増えてきた。ピクニック道具、ベビーカー、チャイルドシート。3列目シートを出すと荷室はほぼゼロ。3列目を畳めば荷物は積めるけど、じゃあ3列目の意味は?という状態。

「もう少し大きくて車内空間がゆったりした車が欲しいな」と漠然と思っていたところに、友人からの一言。タイミングが完璧だった。

個人売買のメリットが大きかった

中古車販売店でアルファード20系を買うと、車両本体以外に20〜30万円の諸費用がかかるのが普通。代行手数料、整備費用、納車費用、消費税…。

個人売買なら、これらが基本的にゼロ。自分で手続きする手間と時間は必要だけど、浮いたお金で車検や整備、パーツ代に回せると思えば、やらない理由がなかった。

何より、友人の車だから状態がわかる。車を乗ってきたのはどんな性格の人で、どんな乗り方をしてきたか、修復歴や補修歴はあるか、整備は定期的にしていたか。中古屋さんやネットで買うのとは違った安心感と信頼感がそこにはあった。

個人売買の手続き全体像──やることは5つ

いきなり細かい話に入る前に、全体の流れを把握しておこう。僕も最初ここを理解するまでに時間がかかったので、先に全体像を掴んでおくと後がラクです。

STEP
売買条件を決めて契約書を作る

価格、引き渡し日、車の状態、支払い方法を書面で残す。大切な友人だからこそ後から揉めないように。

STEP
必要書類を売主・買主それぞれで準備する

印鑑証明書、車検証、譲渡証明書など。ここが一番面倒だけど一番重要。

STEP
車庫証明を取得する(買主)

管轄の警察署に申請。交付まで中2〜3営業日かかるので早めに動く。

STEP
陸運局(運輸支局)で名義変更する

書類が揃ったら運輸支局へ。ナンバー変更がある場合は車も持ち込み。

STEP
保険の手続きをする(自賠責+任意保険)

自賠責の名義変更と、任意保険の車両入替。忘れがちだけど超重要。

ざっくり言うとこの5ステップ。全部自分でやっても1〜2週間あれば完了できる(車庫証明の交付待ちが一番時間かかる)。

では、一つずつ詳しく見ていこう。

STEP1:売買契約書を作る──友人だからこそ書面に残す

かしわ餅乃助

正直「友達なんだから契約書なんていらないよね」って最初は思ってた。でも調べれば調べるほど、「書面がないとヤバいかも」って思ったんだよね。

友人間の売買だからこそ、「言った言わない」を防ぐために簡単でいいから契約書を作っておくべき。

特にトラブルになりやすいのが、引き渡し後に見つかった故障や不具合の責任。「エアコンが効かないんだけど…」「それ売る前から知ってたの?」みたいなやつ。友情にヒビが入る前に、書面で合意しておこう。

今回の僕の場合だと、事前に聞いている不具合内容としては、

  • 運転席と助手席のパワーウインドが閉まり切る際にキュキュっと鳴る。
  • 右側の2列目スライドドアを開けた際に、エラーで停止し、手動になってしまうことがある。
  • 運転席のサンバイザーが、溶けて黒く汚れている。
  • 左側の1列目ドア、2列目スライドドアは、自損の傷により、一度ドア本体を取り替えている。

上記以外は特に故障している事項は無いと考えられるとのこと。信頼できる友人の言葉は大切だ。

契約書に書いておくべき項目

契約書の記載項目
  • 車両情報:車名、型式、車台番号、登録番号(ナンバー)、年式、走行距離
  • 売買金額:本体価格と支払い方法(現金・振込など)
  • 引き渡し日:車と書類をいつ渡すか
  • 名義変更の期限:買主が何日以内に名義変更するか(15日以内が法律上の義務)
  • 瑕疵(かし)担保の取り決め:引き渡し後の故障はどちらが負担するか
  • 自動車税の精算:年度途中の売買の場合、月割りで精算するかどうか
  • 売主・買主の署名捺印:日付入りで

ちなみに僕の場合は友人との関係性もあるので、瑕疵担保は「現状渡し(ノークレーム・ノーリターン)」にすることにした。年式的にもどこか壊れてもおかしくない車だし、それを理解した上で買うということ。その分、価格は相場より安くしてもらっている。

【追記】実際にやってみて、ここが一番きつかった

ここから先は、実際に購入を終えたあとの追記です。

正直に書くと、個人売買で一番しんどかったのは、書類集めでも陸運局手続きでもなく、この契約書づくりでした。ただし誤解しないでほしいのは、契約書を作ったこと自体は間違っていなかったということ。しんどかったのは、作り方のほうです。

僕はAIに相談しながら契約書を作りました。項目を挙げてもらって、文面を整えて、「よし完成」と友人に送る。ところが送ったあとに「あ、走行距離も書いておくべきか」「そういえば引き渡し後に故障が出たときの扱いも決めておかないと」と、次から次に抜けが見つかる。そのたびに直して、また送る。これを何度も繰り返しました。

とうとう友人に、「大手の中古車会社より細かくて鬱陶しいわ!」と言われてしまいました。笑いながらでしたが、これは完全に僕の段取りの問題です。

反省点:契約書の小出しはよくない

誠意のつもりで丁寧にやっていたのに、やり取りの回数そのものが相手の負担になっていました。
この上にある「契約書に書いておくべき項目」のリストは、僕が何往復もして最終的にたどり着いたものです。最初にこれを一度で埋めてしまえば、僕と同じ思いはしなくて済みます。

そこで、僕が実際に使った契約書をひな形として下に置いておきます。何往復もして最終的にたどり着いた形なので、これをそのまま埋めれば僕と同じ回り道はしなくて済みます。コピーして、メモ帳でもWordでもGoogleドキュメントでも、使いやすいものに貼り付けて使ってください。

自動車売買契約書のテンプレート(コピーして使えます)

使う前に読んでください

これは僕が実際に友人との個人売買で使ったものを、記入欄を空にして公開しているものです。法律の専門家が作成したものではなく、これを使ったことで生じたトラブルについて責任は負えません。高額な取引になる場合や、少しでも不安がある場合は、行政書士や弁護士に確認してください。それでも、何も書面を残さないよりは、はるかに安全です。

自動車売買契約書

売主(甲)と買主(乙)は、以下の条件により自動車の売買契約を締結する。

■第1条(車両情報)
 車名・型式     :
 車台番号      :
 登録番号(ナンバー):
 年式(初度登録年月):
 走行距離(引渡し時):
 車検有効期限    :
 色         :

■第2条(売買代金)
 売買代金 :金       円(税込)
 支払方法 :
 支払期日 :  年  月  日までに全額支払い
 振込先  :銀行名       支店名
       口座種別      口座番号
       口座名義

■第3条(引渡し条件)
 引渡し日    :  年  月  日
 引渡し場所   :
 名義変更手続き :乙(買主)が責任をもって行う
 引渡し時の付属品:

■第4条(自動車税・保険)
1.自動車税は、引渡し日以降の分を乙(買主)が負担する(売買代金に全て含むものとする)。
2.自賠責保険は残期間分を乙に引き継ぐ。任意保険については乙が自ら加入・手配するものとする。

■第5条(現状渡し・免責)
1.本車両は現状渡しとし、乙は本車両の状態を十分に確認・納得したうえで購入するものとする。
2.引渡し後に発覚した故障・不具合については、甲は原則として責任を負わないものとする。ただし、甲が引渡し前に知りながら告知しなかった重大な瑕疵については、この限りではない。
3.乙が確認した本車両の状態・既知の不具合は以下の通りとする。

  1.
  2.
  3.

4.引渡し日以前の事故・違反歴について後日発覚した場合は甲の責任として対応する。

■第6条(契約解除・違約金)
1.甲または乙が正当な理由なく本契約を解除した場合、相手方に対して売買代金の10%相当額を違約金として支払うものとする。また、乙が支払期日を過ぎても代金を支払わない場合、甲は本契約を解除することができる。
2.本車両の引渡し前に、天災地変、盗難、放火、その他売主・買主いずれの責にも帰さない事由により、本車両が滅失または修復困難な程度に毀損した場合、本契約は解除(白紙撤回)されるものとする。その場合、売主は受領済みの売買代金を解除の日から90日以内に買主の指定する口座に返金しなければならない。修復可能な一部破損等の場合は、両者誠意をもって協議の上、売買代金の減額または契約の解除を決定するものとする。

■第7条(合意管轄)
本契約に関して紛争が生じた場合は、甲の住所地を管轄する裁判所を合意管轄とする。

■第8条(特記事項)
 ・
 ・

本契約の成立を証するため、本書2通を作成し、甲乙それぞれが署名・捺印のうえ、各1通を保有する。

                            年  月  日

 甲(売主)             乙(買主)
  氏名                氏名
  住所                住所
  電話番号              電話番号
  署名・捺印             署名・捺印

埋めるときに、ここだけは手を抜かないでほしい3つ

全部で8条ありますが、友人間の売買で本当に効いてくるのは次の3つです。ここが空欄のまま署名すると、書面がある意味がほとんどなくなります。

第5条3項の「既知の不具合リスト」。ここが一番大事です。「現状渡し」とだけ書いた契約書はよく見かけますが、それだけだと「その不具合、売る前から知ってたよね?」という揉め方を防げません。僕の場合は、パワーウインドウの異音、サンバイザーの汚れ、スライドドアが途中で止まること、補修歴、バンパー下部の傷、ブレーキ鳴きまで、聞いていることを全部書きました。書いた瞬間に、それは「納得して買ったもの」になります。友人を疑う行為ではなく、友人を守る行為です。

第6条2項の「引渡し前に車がダメになったら」。個人売買は、契約から引渡しまでに数日から数週間空くことがあります。その間に台風で水没したら、盗まれたら、代金はどうなるのか。ここを決めていないと、お互いに言い出しにくい話になります。先に書いておけば、起きなければただの空文です。

第3条の「引渡し時の付属品」。車検証、自賠責保険証、スマートキーが何個か、リサイクル券、整備記録簿。ここを書いておかないと、あとから「スペアキーってもらってましたっけ」という気まずいやり取りが発生します。納税証明書がすでに電子決済で紙が存在しない場合も、その旨を書いておくと親切です。

かしわ餅乃助

最初にこれを一度で埋めていれば、友人に「鬱陶しいわ!」と言われずに済みました。同じ轍は踏まないでください。

STEP2:必要書類を準備する──ここが最大の山場

個人売買で一番ややこしいのが書類の準備。売主と買主で用意するものが違うので、ここをしっかり整理しておく。

売主(旧所有者)が用意するもの

売主の必要書類チェックリスト
  • 車検証(自動車検査証):車に積んであるはず
  • 印鑑証明書発行から3ヶ月以内のもの
  • 譲渡証明書:実印を押印。国土交通省のサイトからダウンロード可能
    (参考リンク:国交省HP https://www.mlit.go.jp/common/001287980.pdf )
  • 委任状:実印を押印。買主が売主の代わりに名義変更手続きをする場合には必要
    (参考リンク:国交省HP https://www.mlit.go.jp/common/001287982.pdf )
  • 自賠責保険証:車検証と一緒に車内にあるはず
  • リサイクル券:車の購入時にもらっているもの。車検証と一緒にあるはず
  • 自動車納税証明書:直近の納税を証明するもの

買主(新所有者)が用意するもの

買主の必要書類チェックリスト
  • 印鑑証明書発行から3ヶ月以内のもの
  • 車庫証明書(自動車保管場所証明書):管轄の警察署で取得(STEP3で解説)
  • 実印:印鑑証明書に登録した印鑑

陸運局(運輸支局)の窓口で入手するもの

以下は当日窓口で用紙をもらって記入するので、事前準備は不要。

  • 申請書(OCRシート第1号様式)
  • 手数料納付書
  • 自動車税申告書(※2026年3月以前は環境性能割申告書も)
ここでつまずいた!印鑑証明の落とし穴

印鑑証明書は「発行から3ヶ月以内」でないと使えない。早めに準備しておくと期限が切れる恐れも。車庫証明が取れてから印鑑証明を取るのでも十分間に合う。

あと、車検証に書いてある売主の住所と印鑑証明の住所が違う(引っ越し済み)場合は、住民票や戸籍の附票で住所のつながりを証明する必要がある。車検証の住所と現在の住まいが同一か、友人に事前に確認しておこう。

現在は近くのコンビニの印刷機で印鑑証明を24時間いつでも印刷することができるので、意外とギリギリの準備でも大丈夫。

STEP3:車庫証明を取得する──警察署に2回行く

車庫証明は「この車を停める場所が間違いなくちゃんとあります」と警察に証明してもらう手続き。名義変更に必須なので、一番最初に動き始めるべき。理由は交付まで中2〜3営業日かかるから。

車庫証明に必要な書類

  1. 自動車保管場所証明申請書(4まい綴りの複写式。僕は警察署でもらってきた。下記警察庁サイトからダウンロード可能)
  2. 保管場所の所在図・配置図(Googleマップの印刷でもOKな場合が多い。警察が実物を見に行けるように周辺地図と、駐車場の詳細を記載する。)
  3. 駐車場の所有区分に応じてどちらか1点(使用権原を証明する書面)
    • 自分名義の土地なら「自認書」
    • 賃貸駐車場なら「使用承諾証明書」(管理会社or大家さんに書いてもらう)
      ちなみにうちの場合は土地の名義は妻のお父さん(!)。今回はお義父さんに使用承諾証明書に記入・捺印をいただきました。

参考リンク:警察庁HPに上記書類のPDFとエクセルがありました。
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/seibi2/shinsei-todokede/hokanbasyo-shinsei.html

車庫証明の取得手順

STEP
書類を準備する

申請書は警察署の窓口でもらえる。事前にダウンロードして記入していくとスムーズ。車台番号や車名は既にある旧所有者の名前が入っている車検証を見て正確に写す。

STEP
警察署に申請する(1回目)

保管場所を管轄する警察署の交通課窓口に書類を提出。受付は平日のみ、9:00〜17:00。申請手数料は僕の場合は2,200円。収入証紙をその場で購入して貼り付け、後日書類審査が通り次第書類を撮りに来るので、書類引換券をもらう。

STEP
交付日に受け取りに行く(2回目)

中2〜3営業日後。月曜申請→木曜受け取りが目安。書類引換券を持って再度窓口へ。

2025年4月から丸い車庫証明ステッカーが廃止!

以前は車庫証明の交付時に「保管場所標章(ステッカー)」を受け取る必要があったけど、2025年4月から廃止された。つまり標章交付手数料の500円がかからなくなった。ステッカーを無駄に貼りたくない僕としては、これは地味にありがたい。

車庫証明のよくある失敗

僕が調べた中で多かった失敗談をまとめておく。

  • 車台番号の記載ミス:1文字でも違うとやり直し。車検証を見ながら慎重に
  • 所在図の省略:自宅と駐車場が同じ場所でも所在図は必要。僕は、「旧自動車が同じ所在地の場合、所在図を省略できる」という備考の言葉を信じ、シエンタの時に提出していた車庫証明原本を持っていったけど、ダメだった。新しく配置図・所在図書いてねと窓口で言われてしまったので、そのまま横のテーブルでGoogleマップを見ながら手書きした…全て再度書く必要があると覚えておこう。
  • 使用承諾証明書のもらい忘れ賃貸駐車場の場合、管理会社に依頼してから届くまでに数日かかることも。先に手配しておこう
  • 収入証紙の購入タイミング:警察署によっては昼休みに証紙売り場が閉まる。事前に購入するか、平日午前中に行くのがベター

STEP4:陸運局で名義変更(移転登録)する

書類が全部揃ったら、いよいよ管轄の運輸支局(陸運局)で名義変更の申請をする。ここが一番緊張するけど、書類さえ揃っていれば窓口の人が丁寧に教えてくれるので大丈夫。一応時間に余裕を持っておこう。僕の場合は一発勝負にしたかったので、有給を取得して一日休みにして臨んだ。

当日の持ち物チェックリスト

陸運局に持っていくもの
  • 車検証(原本)
  • 売主の印鑑証明書(3ヶ月以内)
  • 売主の譲渡証明書(実印押印済み)
  • 売主の委任状(実印押印済み)
  • 買主の印鑑証明書(3ヶ月以内)
  • 買主の車庫証明書(40日以内のもの)
  • 買主の実印
  • ナンバープレート(管轄が変わる場合は車ごと持ち込み)
  • 現金(手数料500円+ナンバー代約1,500円)

陸運局での手続きの流れ

STEP
窓口で用紙をもらう

申請書(OCRシート)と手数料納付書をもらい、記入する。書き方の見本が窓口に置いてあるので、それを見ながら書けばOK。

STEP
印紙を購入して納付書に貼る

移転登録の手数料は500円。印紙売り場で購入して手数料納付書に貼付。

STEP
書類一式を窓口に提出

持参した書類と窓口で記入した書類をまとめて提出。不備がなければ30分〜1時間程度で新しい車検証が交付される。

STEP
税申告窓口で環境性能割の申告

新しい車検証をもらったら、同じ建物内の税申告窓口で自動車税の申告を行う。なお、2026年4月以降は環境性能割が廃止されたため、この窓口での納税は基本的に不要。

STEP
ナンバープレートの交換(管轄変更の場合)

旧ナンバーを返納して、新しいナンバーを受け取り、自分で車に取り付ける。後ろのナンバーは封印が必要なので、係員に封印してもらう。

環境性能割(旧・自動車取得税)について

【2026年4月最新】環境性能割は廃止されました!

2026年3月31日をもって環境性能割は廃止されました。つまり、2026年4月1日以降に名義変更(登録)する場合、環境性能割は一切かかりません。売買価格がいくらであっても関係なし。これから個人売買する人にとっては朗報!

念のため、2026年3月以前に手続きする人向けの情報も残しておく。

環境性能割は車を取得したときにかかっていた税金で、取得価格が50万円以下なら非課税だった。

ここで注意なのが、「取得価格」は実際の売買価格ではないということ。「課税標準基準額 × 残価率」で計算される仕組みになっていた。

例えば、僕が購入したアルファード20系 240SタイプゴールドII(2014年製)の場合。友人との売買価格は120万円だったけど、税法上の計算は↓こうなる。

項目内容
課税標準基準額(目安)約300〜350万円
経過年数12年(2014年→2026年)
残価率(6年超は一律)0.100(10%)
取得価格300万×0.1=約30〜35万円
判定50万円以下 → 非課税

つまり、売買価格が120万円でも、税法上の取得価格は30〜35万円程度。仮に環境性能割がまだ存在していたとしても非課税だった。古い車を個人売買で買うメリットの一つだね。

かしわ餅乃助

「120万で買うんだから税金かかるんじゃ…」って最初ビビったけど、売買価格と取得価格は別物だった。しかも2026年4月以降はそもそも廃止!ありがたい。

名義変更にかかる費用まとめ

費目金額備考
車庫証明 申請手数料2,200円標章交付は2025年4月廃止
移転登録 手数料500円印紙代
ナンバープレート代約1,500円管轄が変わる場合のみ
環境性能割0円2026年4月以降は廃止。3月以前でも20系は非課税の可能性大
印鑑証明書300円市区町村による。コンビニ交付なら安い場合も
合計約4,500〜5,000円
※車庫証明の申請手数料は都道府県によって異なります。お住まいの地域の県警サイトで確認してください。
※ナンバー変更ありの場合

中古車販売店で買ったら諸費用だけで20万円前後かかることを考えると、自分で手続きすれば5,000円程度で済む。

かしわ餅乃助

時間はかかるけど、20万円近い費用差なら、自分でやる価値大きいね!

【追記】実際にかかったのは、この表より1万円多かった

上の表は、名義変更に最低限かかる費用です。実際に手続きを終えてみて、この部分は表のとおり5,000円ほどで収まりました。見積もりは外れていません。

ただ、僕の実際の支払いにはもう1万円ほどが上乗せされています。理由は単純で、希望ナンバーにして、さらに全国版の図柄入りナンバー(寄付あり)を選んだから。手続き上どうしても必要な費用ではなく、完全に僕の趣味です。

つまり僕の総額はおよそ1万5,000円。それでも、中古車販売店で買えば諸費用だけで20万円前後かかることを考えれば、好きなナンバーを付けたうえでまだ圧倒的に安い。ここは個人売買の気持ちのいいところでした。

ナンバーにこだわるなら予算に足しておく

希望ナンバーや図柄入りナンバーは、手続きの流れの中で自然と選ぶことになります。あとから「思ったより出費が増えた」とならないよう、最初から予算に入れておくのがおすすめです。

【追記】朝一9時入場、ナンバー取り付け完了は11時だった

ここも実際に行ってきたので、リアルな時間感覚を書いておきます。

朝一の9時に入場して、ナンバーの取り付けが終わったのが11時。およそ2時間でした。しかもこれは、書類の不備がゼロで一発で全部通った場合の時間です。事前に必要書類を全部調べ上げて臨んだので、窓口で「これが足りません」と言われる場面は一度もありませんでした。

逆に言えば、手戻りなしで順調にいっても2時間かかるということ。ここで書類に不備があれば、書類を取り直して出直しになります。有給を一日取っておいて正解でした。午前中で終わったので、午後はETCの切り替え手続きに回せています。

誰も書いていない落とし穴:ナンバーフレーム

僕の車にはナンバープレートフレームが付いていました。新しいナンバーを受け取ると、係員の方がすぐ封印に来てくれます。ここがポイントで、ナンバープレートフレームとナンバーを両面テープで固定するような時間の余裕は、まったくありませんでした(というか両面テープで固定されていることを古いナンバーを外した時に知りました。おかげで古いナンバーを外すのにめちゃくちゃ時間がかかりました…)。

封印は係員がやってくれるので自分の作業はないのですが、その前段でフレームをしっかり仕込む想定なら、事前に段取りを考えておく必要があります。ナンバープレートフレームを使うつもりの人は、頭に入れておいてください。封印をしてしまうと取り付けられないタイプのナンバープレートフレームは要注意!

STEP5:保険の手続き──ここを忘れると事故ったとき詰む

名義変更が終わってホッとしたいところだけど、保険の手続きを忘れると大事故のときに無保険状態になりかねない。地味だけど超重要なステップ。

①自賠責保険の名義変更

自賠責保険は車についている保険なので、名義変更しなくても補償自体は有効。ただし、事故時の手続きがスムーズにいかなくなる可能性があるので、変更しておくのが無難。

手続きは、自賠責保険証に記載されている保険会社の窓口か代理店で行う。必要なものは新旧の車検証と自賠責保険証、あと印鑑くらい。

②任意保険の車両入替

こっちがもっと重要。当時乗っていた車(僕の場合はシエンタ)にかけている任意保険を、新しい車(アルファード)に切り替える。

車両入替の注意点
  • 納車日(車の引き渡し日)に合わせて切り替えるのが鉄則。空白期間があると無保険で走ることになる
  • 車種が変わると保険料が変わる(アルファードはシエンタより高くなる可能性大)
  • 電話一本で手続きできる保険会社がほとんど。納車日が決まったら早めに連絡しておこう
  • 等級はそのまま引き継がれるので心配なし
かしわ餅乃助

保険って車の購入に浮かれて正直忘れてたけど、無保険で事故ったら人生終わるからね。ここだけは絶対に後回しにしてはダメ。

ちなみに、車を乗り換えるタイミングは保険を見直す絶好のチャンスでもある。今の保険料が適正かどうか、一括見積もりで比較してみるのもアリ。

【追記】実際は年間2万円上がった。切り替えは0時から

実際に車両入替をやってみた結果です。シエンタからアルファードに切り替えて、年間保険料はおよそ2万円上がりました。予想はしていましたが、やはり車格が上がると保険料も上がります。この2万円は、購入時の予算に入れておくべき固定費でした。アルファードは高級車のため、車両保険が高いんですね…

手続き自体はあっけないほど簡単で、僕が入っている保険会社は電話一本で完了。等級もそのまま引き継がれました。

ひとつだけ神経を使ったのが、切り替えのタイミングです。前の項で書いたとおり、僕は前日の夜に鍵だけを受け取って、翌日ひとりで友人宅から車を出しました。つまり受け渡し当日の朝いちばんから、もうアルファードを運転している状態です。

そこで保険会社には、当日の0時ちょうどから保険が効くように連絡しておきました。結果、一切問題なし。ここを「昼から」などにしていたら、朝の走行が無保険だったことになります。

切り替えは「受け渡し日の0時から」がいちばん安全

受け渡しが何時になるか分からない、立ち会いなしで車を動かす、途中で予定がずれる——個人売買にはこうした不確実性がつきものです。日付の切り替わりと同時に保険を効かせておけば、その日のどの時間に動かしても無保険にはなりません。手数料がかかるわけでもないので、迷ったら0時開始でいいと思います。

車の乗り換え=保険見直しのベストタイミング

車種が変われば保険料も変わる。同じ補償内容でも保険会社によって年間1〜2万円の差が出ることも珍しくない。一括見積もりなら5分で複数社の保険料を比較できるので、乗り換え前にチェックしておくのがおすすめ。

▶ 僕が実際に使った自動車保険一括見積もりの体験談はこちらの記事です。

【追記】誰も教えてくれなかった落とし穴は「受け渡しの日取り」だった

手順を解説しているサイトはたくさんありますが、これを書いているところは見たことがありません。実際にやってみて初めて気づいた、車をいつ受け取るかという日取りの問題です。

僕は、せっかく我が家にやってくる新しい愛車だからと、大安の日を受け渡し日に指定しました。縁起を担いだわけです。

ところが、その大安の日は友人の都合と噛み合いませんでした。結果どうなったか。前日の夜に鍵だけを受け取りに行き、当日は誰もいない友人宅から、僕がひとりで車を出すという段取りになったのです。

無事に受け取れたので、問題が起きたわけではありません。でも友人には夜にわざわざ鍵を渡すために時間を作らせたし、僕も一度余分に足を運んでいる。縁起を優先した結果、お互いに少しずつ負担が出たわけです。

かしわ餅乃助

日取りにこだわるなら、鍵と車をどう渡すかまで含めて先に相談しておけばよかったですね。

受け渡し日を決めるときのチェック

・日取りにこだわるなら、まず相手の都合を聞いてから候補日を出す
・車・鍵・書類を「誰が・いつ・どこで」渡すか、それぞれ先に決めておく
・立ち会いなしで車を動かすなら、保険の切り替えがその日に間に合っているか必ず確認する

個人売買でやりがちな失敗5選

僕自身の体験と、調べた中で見つけた「あるある」をまとめておく。

①名義変更を後回しにする

法律上、車の引き渡しから15日以内に名義変更する義務がある。放置すると、自動車税が売主に届いたり、事故の際に売主に責任が及ぶ可能性も。友情のためにも、すぐやろう。

②4月をまたいでしまう

自動車税は4月1日時点の所有者に課税される。3月に車を受け取ったのに名義変更が4月にずれ込むと、売主のところに1年分の税金の請求が届いてしまう。3月〜4月に個人売買する人は要注意。

③車検証の住所と印鑑証明の住所が違う

売主が引っ越している場合によく起きる。住所のつながりを証明する住民票や戸籍の附票が追加で必要になり、当日陸運局で「書類が足りません」と言われるパターン。事前に車検証の住所を確認しておこう

④車庫証明を後回しにして全体が遅れる

車庫証明は申請から交付まで中2〜3営業日かかる。「全部まとめてやろう」と思っていると、車庫証明の待ち時間で名義変更が遅れる。車庫証明は一番先に動き始めるのが鉄則。

⑤保険の空白期間を作ってしまう

「名義変更してからゆっくり保険の手続きしよう」はNG。納車日=保険の切り替え日にしないと、無保険で走ることになる。保険会社には納車日が決まった時点で連絡しておこう。

よくある質問(FAQ)

個人売買に消費税はかかる?

個人間の売買には消費税はかからない。これが個人売買の大きなメリットの一つ。ただし、事業として中古車売買をしている個人(古物商など)から買う場合は消費税がかかる。

名義変更は平日しかできない?

はい。運輸支局の窓口は平日のみ(8:45〜16:00が一般的)。土日祝は休み。会社員の方は有給を使う必要がある。行政書士に代行を頼めば自分で行かなくて済むが、代行費用が1〜3万円かかる。

車検切れの車でも個人売買できる?

売買自体はできるが、車検が切れた状態では公道を走れない。名義変更のために陸運局に持ち込むこともできないので、仮ナンバーを取得するか、積載車(ローダー)で運ぶ必要がある。車検が残っているうちに手続きを終わらせるのがベスト。

ローンが残っている車は個人売買できる?

車検証の所有者がローン会社やディーラーになっている場合、そのままでは名義変更できない。まずローンを完済して「所有権解除」の手続きをし、売主の名義にしてからでないと個人売買はできない。友人に事前に確認してもらおう。

個人売買と一括査定、結局どっちが得?

売る側の目線で言えば、個人売買のほうが高く売れることが多い(中間マージンがないから)。ただし手続きの手間とトラブルリスクがある。「手間をかけたくない」「相手が見つからない」場合は、一括査定で複数の業者に競わせるのが安心で確実。

個人売買が面倒に感じたら──プロに任せる選択肢もある

ここまで読んで「やっぱり面倒くさそう…」と思った方もいると思う。正直、僕も途中で「これ業者に頼んだ方がラクなんじゃないか?」と思った瞬間が何度もあった。

個人売買のメリットはコストの安さだけど、その代わりに時間と労力がかかる。書類を集めて、警察署に2回行って、平日に陸運局に行って…。忙しい子育てパパ・ママにとって、この時間は結構な負担。

もし今乗っている車を手放す予定があるなら、一括査定サービスを使って買取額を比較してみるのが手っ取り早い。個人売買ほど高くは売れないかもしれないけど、手続きは全部業者がやってくれる。

今の車を高く売りたいなら

一括査定なら、複数の買取業者の見積もりを一度に比較できる。「個人売買は面倒だけど、ディーラー下取りは安すぎる」という方にはちょうどいい選択肢。

▶ シエンタの買取相場と高く売るコツはこちらの記事で詳しく解説しています。

まとめ──個人売買は「段取り」がすべて

友人からアルファード20系を個人売買で購入するまでの手続きを整理すると、やることは大きく5つ。

  1. 売買契約書を作る
  2. 必要書類を準備する(売主・買主それぞれ)
  3. 車庫証明を取得する
  4. 陸運局で名義変更する
  5. 保険の手続きをする

一つひとつは難しくない。ただ、書類の有効期限や手続きの順番を間違えると、やり直しになって余計に時間がかかる。段取りさえ間違えなければ、1〜2週間で全部終わる。

そして何より大事なのは、友人との信頼関係を壊さないこと。契約書を作るのは友人を疑っているからじゃない。お互いを守るため。「ちゃんとした手続きを踏む」こと自体が、友人への誠意だと思う。

かしわ餅乃助

そして進展の報告です。アルファードは無事に我が家にやってきました!家族みんなで車中泊をするという目標も、これから叶えていきます。

実際に乗ってみて感じた正直なところ——燃費のことも、大きさのことも、包み隠さず——は別の記事にまとめています。

この記事が、個人売買に挑戦するあなたの不安を少しでも減らせたら嬉しいです。

皆さんに良い自動車のご縁がありますように。

それではこの辺で!また!

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・コミュ障・目立つの嫌い・団体苦手
・車とバイク好き・ロードバイク好き
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・ゲーム好き・アニメとマンガ好き
・ボカロ好き・ギターとドラム好き
・キャンプ気になる・キャンピングカー欲しい

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