こんにちは。かしわ餅乃助です。
20系アルファードに乗り換えて、先日初めての家族旅行に行ってきました。知り合いが貸してくれた別荘に、家族全員で2泊して、自然を満喫してきました。
結論から書きます。9年乗ったシエンタで後悔していたことのうち、2つはこの1回の旅行できれいに消えました。荷物が積み切れないことと、長距離で疲れることです。その代わり、燃費と車体サイズの不満は、旅行に行ったことでむしろはっきりしました。
かしわ餅乃助良かった話だけ書くと嘘くさくなるので、困ったことも3つ全部書きます。ガソリンをこぼして靴にかけた話まで入ってます。


マットレス2枚と布団が、トランクに収まった
今回の旅行で一番かさばったのは、家族が寝るための折りたたみマットレスと布団でした。セミダブルとダブルを1枚ずつ、それに布団一式です。
これに着替えや食料、子どもの荷物が加わって、トランクはパンパンになりました。それでも、2列目をリクライニングさせる余裕があるまま、荷物だけが収まったというのが大きい。(2列目の足元にもリュックとか食料などが置かれて、狭い状況ではありましたが。)
シエンタなら、そもそも出発できなかった
9年乗った170系シエンタで、同じ荷物を積む場面を想像してみました。セミダブルとダブルのマットレスで荷室が埋まって、他のものを入れる余裕が全然ありません。
シエンタに乗っていたころの旅行は、いつも「どうやって積むか」から始まっていました。荷物をパズルのように並べ替えて、それでも入らない分は諦める。子どもの足元に紙袋を置いて「狭いけどごめんね」と頼む。あれが毎回でした。
荷室が狭く、家族4人分の泊まりの荷物を積むとパズル状態になる。この後悔については、シエンタに9年・12万km乗った記事で詳しく書いています。


借りたマットレスを使わなかった理由
ちなみに別荘側でもマットレスは貸してもらえました。それでも自宅から持っていったのは、単純に汚したくなかったからです。
子どもは寝相が悪いし、飲み物もこぼします。人の家の寝具を汚して気まずくなるくらいなら、自分のを積んでいったほうが気楽でした。「気を遣わなくていい」という選択肢を、車の積載量が作ってくれたというのが、今回いちばん実感した部分です。



正直、そこまで大きな荷室って必要かな?と思ってたけど……



荷室の余裕って、実際は「積むのを我慢しなくていい、遠慮しなくていい量」なんだとこのとき初めて思いました。
往復360km、運転を一度も代わらなかった
別荘までは片道180km、往復で360kmでした。高速道路がメインです。
この距離を走って、行きも帰りも、一度も妻に運転を代わってもらいませんでした。シエンタのころは、だいたい途中のサービスエリアで「腰がしんどい。ちょっと運転代わって」とお願いしていたので、これは自分でも驚きました。
- シエンタ時代の長距離:だいたい片道1回は交代していた。
- アルファードでの往復360km:交代ゼロ
1.5Lから2.4Lへ。パワーは「速さ」より「疲れなさ」に効いた
シエンタは1.5Lのガソリン車でした。アルファードは2.4Lのガソリン車です。排気量が上がると速くなる、くらいに思っていたのですが、実際に効いたのは速さより疲れなさでした。
合流も追い越しも、アクセルを深く踏み込まなくて済みます。シエンタだと「ここで踏まないと入れない」という場面で毎回一瞬緊張していたのが、その緊張自体がなくなりました。1回あたりはほんの数秒でも、180kmぶん積み重なると差になります。
クルーズコントロールとシートと肘置き
20系のクルーズコントロールは定速タイプで、前の車に追従してくれるわけではありません。それでも高速では右足を置いておくだけになる区間がかなりあるので、これは相当楽でした。足の動きの多さは疲労に直結しますからね。
あとはシートと肘置きです。座面が広く、肘を置く場所がちゃんとあるので、姿勢が固まりません。「乗っている人が疲れない車」だと思って買ったら、運転する人も疲れない車だったというのが、今回いちばん大きな嬉しい発見でした。
車内が「部屋」になる|着替え・会話・昼寝
旅行中、子どもたちが車内で着替える場面が何度かありました。シエンタのころは、座りながら体を折り曲げて狭いところでもぞもぞやっていたのですが、アルファードは天井が高く、子どもが立ったままでも着替えられるので、あっさり終わります。
もうひとつ、地味ですが大きかったのが車内がとても静かなことです。高速でも声を張らずに会話ができるので、後ろの席の子どもと普通に話せます。シエンタだと車内のロードノイズで「えっ?」と聞き返す回数が多くて、会話が大変でした。移動中に普通の声量で家族と会話ができるというのは、思っていた以上に快適です。
それと、トランクが荷物でパンパンでも2列目のシートは倒せたので、子どもは移動中に横になって寝ていました。シエンタでは旅行時はトランクがパンパンで、とても2列目をリクライニングするスペースなどありませんでした。
正直に書くと、今回の移動中、子どもたちはシートがほぼフラットに近い状態で寝ていました。よく眠ってくれるので、こちらも助かっていました。ただ記事を書くにあたって調べていたら、これはかなりまずいことをしていたと反省しました。
深くシートを倒すと、事故の際にシートベルトの下に体が滑り込んでしまい(サブマリン現象)、衝突時にシートベルトが首や胸部腹部に食い込みます。JAFの試験では、少しシートを倒しただけの子どものダミーでもこれが起き、前に滑った膝がグローブボックスを破壊するほどでした。移動時にシートを倒すのは最小限にします。
出典:JAFユーザーテスト「ジュニアシートの必要性」
https://jaf.or.jp/common/safety-drive/car-learning/user-test/child-seat/necessity
それでも困ったこと3つ
ここまで良かった話を書いてきましたが、困ったことも同じだけありました。3つとも正直に書きます。
①燃費がやはり悪い。給油ランプが点いたまま走って、引き返した。
とにかくガソリンが減ります。目に見えてみるみる減ります。
出発時にガソリン満タンではなかったのですが、旅行中に地元のお祭りに向かう途中で給油ランプが点きました。僕は「お祭りの帰りに入れればいい」と言ったのですが、妻が断固反対。結局、いったん引き返してガソリンスタンドに寄ってから向かうことになり、お祭りの到着が遅れました。



今思えば妻が正しい。知らない土地で、次のスタンドが何時に閉まるか分からない状態でランプ点灯のまま走るのは、単純に危ないです。実際にお祭りの帰りの時刻では多くのガソリンスタンドが閉まっていました。(田舎は店が閉まる時刻が早かった。)
そのときの給油で、もうひとつやらかしました。セルフで満タンにしようと、オートストップで止まったあとに継ぎ足したら、ガソリンがあふれて水たまりになり、靴で踏んでしまったのです。
店員さんにお声がけし、ウエスをもらおうと思ったのですが、外国人の店員さんで話がうまく伝わらず。結局足元を拭ける様なタオルも頂けず、そのまま車に乗ったので、車内にしばらくガソリン臭が漂うことになりました。家族旅行の車内でこれは、けっこうきつかったです…
②別荘前の木の枝で、ボディに傷がついた
別荘の入口近くに駐車スペースがあったのですが、大きな木の枝が大きく垂れ下がっていて、車のバックドアに当たって傷がつきました。バックカメラは下だけ写していたので、上方の木の枝は全く見ていませんでした。
シエンタなら、もう少し低くすり抜けられていたと思います。
全高も全幅もシエンタとは別物なので、車両の高さにも注意してちゃんと目視もする必要があるなと感じました。
③古い規格の立体駐車場が、とにかく狭い
温泉街に出かけたときに目的地のすぐそばの2階建ての立体駐車場へ入れたのですが、昔ながらの規格の小さいパーキングでした。区画そのものが狭く、隣の車にぶつけないように神経を使いました。
山道のすれ違いは、今回は田舎だったこともあってほとんど対向車が来なかったので助かりました。ただ「来ていたらピンチだった道」はいくつもありました。ここは運が良かっただけだと思っています。
燃費と車体サイズについては、納車1ヶ月の時点でも同じ2点が不満として残っていました。旅行に行ったことで、この2つは消えないと確定した感じです。


家族旅行1回で比べた、シエンタとアルファード
今回の往復360kmを、シエンタで行っていた場合と並べてみます。
| シエンタ170系 ガソリンG | アルファード20系 | |
|---|---|---|
| マットレス2枚+布団 | 積み切れない | 積めた(人は全員着席のまま) |
| 往復360kmの運転交代 | だいたい1回は交代 | ゼロ |
| 実燃費 | 13〜15km/L | 7〜8km/L |
| 往復360kmの燃料代 | 約26L/約4,400円 | 約48L/約8,200円 |
| 狭い道・古い立体駐車場 | ほぼ気にならない | 毎回気を使う |
| 車内での着替え・昼寝 | 窮屈 | 余裕 |
燃料代はガソリン170円/Lで計算しています。この旅行1回で、燃料代の差は約4,000円。年に何回も遠出する家庭なら、ここは無視できない金額です。
逆に言えば、4,000円で「荷物を諦めない」と「運転を代わらない」を買ったとも言えます。今回の旅行に関しては、僕は完全に払う価値があったと思っています。ただし通勤や買い物までこの燃費で走るとなると、話は別です。維持費そのものの比較は別記事にまとめています。


ミニバンへの乗り換えで一番大きい出費は、燃費でも維持費でもなく車両本体価格です。そしてその負担を一番減らせるのが、今乗っている車をいくらで手放せるかという部分でした。
僕はシエンタを9社に査定してもらって、一番高い提示と一番安い提示で13万円の差がつきました。最終的に53万円で売却しています。1社だけ見ていたら、この13万円は丸ごと消えていました。
実際に9社の査定を受けて分かった、高く売るためのコツもまとめています。


- アルファードは長距離運転で疲れませんか?
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往復360kmを走って、運転を代わってもらう必要はありませんでした。シエンタでは片道1回は交代していたので、体感の差はかなり大きいです。排気量の余裕でアクセルを深く踏まずに済むこと、シートと肘置きで姿勢が固まらないこと、車内が静かで疲れが溜まりにくいことが理由だと感じています。
- アルファードにマットレスや布団は積めますか?
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セミダブルとダブルの折りたたみマットレス2枚と布団一式、それに家族4人分の旅行荷物を積んで、乗車人数を減らさずに収まりました。トランクはパンパンになりましたが、2列目を倒すこともできました。同じ荷物は170系シエンタでは積み切れません。
- アルファードで360km走るとガソリン代はいくらですか?
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実燃費7〜8km/Lなので、往復360kmで約48L、170円/L換算で約8,200円でした。シエンタ170系ガソリン車(13〜15km/L)なら約26L・約4,400円なので、旅行1回あたり約4,000円の差になります。
- アルファードで困るのはどんな場面ですか?
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今回の旅行では、給油ランプ点灯で予定を変えて給油に戻ったこと、駐車スペースに垂れた木の枝でボディに傷がついたこと、古い規格の立体駐車場が狭くて気を使ったことの3つです。狭い道のすれ違いも、対向車が来ていたら厳しい場所がいくつもありました。
まとめ|消える後悔と、消えない後悔がある
家族旅行を1回しただけで、はっきり分かったことがあります。
- 消えた後悔:荷物が積み切れない/長距離で疲れる
- 消えない後悔:燃費が悪い/車体が大きくて狭い場所に弱い
燃費と大きさは、この先もずっと付き合っていく不満です。ただそれは「毎日ちょっとずつ損をする」種類の不満で、荷物と疲労は「年に数回、家族の思い出を削る」種類の不満でした。どちらを取るかという話で、僕は後者を取りました。



子どもが小さいうちの旅行は、あと何回できるか数えられる回数です。そこで荷物を諦めなくていいのは、思っていた以上に大きかったです。
もしいま、ファミリーカーの乗り換えで迷っているなら、まずは今の車がいくらになるかを先に確かめることをおすすめします。予算の上限が変われば、選べる車が変わります。僕の場合はそこで13万円ぶん選択肢が広がりました。
一括査定は電話が鳴り続けるのが嫌だ、という人も多いと思います。僕もそうでした。ストリマは実際に使ってみて、電話が一度も鳴らなかったのは本当です。まず相場の見当をつけたいだけなら、心理的なハードルは一番低いと思います。
またいつかこのアルファードで車中泊に行く予定です。そのときもまた、良かったことと困ったことを両方書きます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
あなたのカーライフがより良いものになる様に願っております。
それではまた次の記事でお会いしましょう!





